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幸せは何によって決まる??

あなたにとっての幸福とは?

突然ですが、幸せって何でしょう?

お金を持っていることと答える人もいれば、

家庭を持ち、家族と平穏に暮らすこと

と答える人もいるでしょう。

あるいは、趣味に没頭できる時間があること、

と答える人もいるかもしれません。

いずれにしても、「幸福」は人によって異なることは間違いありません。

日本の学校教育

では、教育を見てみましょう。

現在の日本の教育は「画一化」が進んでいるように思います。

「国際化」と言われればみな足をそろえて英語教育の重要性を語り、

「アクティブラーニング」が素晴らしいとなればこぞって導入する、といったように。

もちろん、こういった教育はしっかりとしたシステムであれば力が付くと思います。

しかし、全ての子どもたちにとって効果的ではありませんし、何よりも現場の教員たちがよくわかっていない、という致命的な問題があります。

現在の英語教員において、ネイティブレベルで英語が話せる者はどれだけいるでしょう?

文部科学省は、全ての英語教員にTOEIC730点以上を求めていますが、これは「求めている」だけで、必須ではありません。

また、現在の英語教員のTOEIC平均はこの要求値よりも100点以上低いという統計もあります。

そもそも、英語主要4技能(Reading,Listening,Writing,Speaking)のうち、ReadingとListeningの2技能しか求められないTOEICでは、「使える」英語力を測定できるはずがありません。(記述などを導入したとはいえ、英検に関しても同じことが言えます)せめてTOEFLやIELTS(イギリスやオーストラリアで採用されている英語能力試験)レベルでないと、「実用」レベルかどうか見ることはできません。

その程度の実力しかない教員が英語を教えている状況で、グローバルな英語教育などできるはずがないのです。(ただし、これは日本の英語学習が悪いということとは直結しません。目的と手段が転倒しているだけです)

また、「アクティブラーニング」は、世界で広く採用されている学習法ですが、この学習を行うためには、多くの知識と調査が教える側・習う側ともに必要となります。

しかし、実態はどうでしょう? 

教員は自身の負担軽減のためにアクティイブラーニングを導入し、学生は発表の資料をインターネットでコピー&ペーストするだけです。

これでは、「能動的な学習」などできるわけがありません。本来、効率的である学習が、ただの「サボりの場」となってしまうのです。

でも、実際には、どの学校も同じような教育制度を取り入れ、それに合わない学生を「不適合」としてしまうことが多いというのが現状です。これを「画一化」と言わずして、他に何がありましょう。

何を以っての「幸福」か

ここで最初の問いに戻ります。人々の幸せは人によって違います。

だからこそ、その幸せを獲得する方法も、人によって違うはずです。

勉強ができる子はそれを強みとし、スポーツができる子はその能力を基礎に幸せを模索していけるのですが、ほとんどの学生は、一部の上位大学に進学するわけではなく、プロ選手にもなれない、「持たざる者」です。

では、「持たざる者」は幸せになれないのでしょうか?

そんなことはありません。

次回のブログでは、そのあたりについて話したいと思います。

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